◆虫歯の予防

定期検診による虫歯予防

歯が生えたり、抜けたり、虫歯が出来たりなど、小児の口の中は常に変化しています。
定期検診で問題を早期発見・早期治療するのは大変有効です。

幼稚園や学校などでの集団検診では時間が限られ、照明が十分な明るさでなく、レントゲンが撮れないなど、初期の虫歯、歯と歯の間の虫歯、かみ合わせの問題等は発見が難しいものです。

虫歯は小さいうちに治した方が治療を受ける患者さんの苦痛が少く、かみ合わせの問題も早期の発見が大切なため、当院では半年に一回は定期検診を受けられる事をおすすめしています。

フッ素による虫歯予防

歯にフッ素を塗ると、歯を強くし虫歯から守る効果があります。

歯科医院専用の薬品を使うため、家庭用のフッ素入りハミガキ粉等よりも強い効果があります。なお、適切な方法で行うフッ素塗布では歯や体への問題は全く心配いりません。
虫歯が心配な患者さんや新しい歯が生えてくる時期の患者さんは3ヶ月おき、その他の場合も半年おきには行うと効果的です。

フッ素を塗れば虫歯にならないわけではありません。毎日の歯ブラシは大切です。また、虫歯になってしまった歯はフッ素塗布では治りません。治療が必要です。


◆フッ素塗布は保険診療で行えます。

シーラントによる虫歯予防

生えたばかりの奥歯は溝が深く、柔らかく、奥歯のため磨きにくいことから、虫歯になりやすい歯です。
虫歯になる前に、シーラントという薬で溝を埋めてしまい、虫歯になりにくくします。

写真では歯の溝がシーラントで保護されています。

◆シーラントは保険診療で行えます。